お役立ちコラム

2025.3.6

団体信用生命保険(団信、だんしん)についてご説明します

  • 住宅ローンの話し
団体信用生命保険(団信、だんしん)についてご説明します

団体信用生命保険(団信)は、住宅ローンを借りる際に加入する保険の一種です。万が一、住宅ローンを借りた人が病気やケガで亡くなったり、高度障害になったりして住宅ローンの返済ができなくなった場合に、保険会社が残りの住宅ローンを肩代わりしてくれる仕組みです。

1. 住宅ローンとセットで加入
団信は、住宅ローンの契約とセットになっています。通常、団信の保険料はローンの金利に含まれており、別途支払いの必要がないことが多いです。民間の金融機関の場合は、団信に加入できることが融資の条件になります。(国の住宅金融支援機構の「フラット35」は団信に加入しなくても融資可能です。)


2. 保険金の支払い条件
保険金が支払われる基本的な保障内容は次のとおりです。
・住宅ローンを借りた人が死亡した場合
 ・高度障害になり、働けなくなった場合


3. 保障範囲の拡大(特約付き)
最近では、団信の保障範囲を拡大できる「特約」付きも増えています。基本の保障に特約を付けることで、より幅広いリスクに備えることができます。その場合、特約の内容により金利が上乗せになります。金融機関により下記以外にも独自の特約を用意してありますのでご家族でご相談ください。
・がん特約:がんと診断された場合に保険が適用
・3大疾病特約:がん、脳卒中、急性心筋梗塞になった場合に保険が適用
・就業不能保障特約:病気やケガで働けなくなった場合に保険が適用 

1. 住宅ローンの完済保障
万が一の場合でも、住宅ローンの返済が不要になり、残された家族に返済負担がありません。


2.安心感
不測の事態が起きても、残された家族の住居が確保できます。


3.手続きが簡単
通常、住宅ローン契約時に団信の手続きも一緒に進むため、特別な準備が必要ありません。


4.手頃な保険料
個別の生命保険より保険料が抑えられる場合が多いです。

1. 保険料が金利に含まれている
団信の基本的な保障の場合の保険料は住宅ローンの金利に含まれます。


2. 健康状態による加入制限
団信の加入には健康状態の審査があるため、持病がある場合は加入が難しいことがあります。結果、住宅ローンが借りられなくなります。
ただし、最近では「緩和団信」や「ワイド団信」という健康状態に不安がある人でも加入しやすい団信があります。この場合は金利が上乗せされます。


3. 特約追加のコスト
がん特約や就業不能保障特約などの特約を付けると、住宅ローンの金利が上乗せされ返済額が増えることがあります。

30歳代の家族。数年前にご主人ひとりで40年ローンを組んで新築建売住宅を購入。数年後に不幸にもご主人が亡くなりました。その後、団信の手続きによって住宅ローン残高がゼロ円になり、奥様と子どもはそのまま住宅に住み続けることができました。(将来はその住宅を売却して現金化し、転居して新しい生活を始めることも考えています、、、、。)

団信の申し込みと審査は、通常は住宅ローンの「本審査申し込み」時に実施されます。注意すべきことは、現在または過去3年以内に手術や2週間以上の治療や投薬を受けたことがある方は、住宅ローンの「事前審査申し込み(購入する住宅がまだ決定していない状態でも可能)」時に団信の「告知書」を一緒に提出して審査を受けた方が良いでしょう。購入する住宅を決定してから団信を審査してもらって、万が一審査が通らなかった場合は住宅購入を断念することになってしまします。住宅を探し始めるタイミングで不動産会社に健康状態を相談することをお勧めします。

コラム一覧へ戻る

次の記事へ >

コラム一覧へ戻る

まずは思い切って、
私たちに相談してみませんか?

「まだ何も決まっていない…」
というお悩みからでも大丈夫。
LINEでも、メールでも、
お電話でも、ご来店でも
お客様のご都合に合わせて
ご相談に乗ります。
私たちがお待ちしております。

ご相談窓口はこちら
「まだ何も決まっていない…」というお悩みからでも大丈夫。