2024.9.27
一生涯、賃貸住宅に住むメリットとデメリットを考える
- おうちを購入するために
一生涯賃貸住宅に住むメリット(福島市在住、共働きの20代4人家族の場合)
●初期費用の低さ:頭金や不動産取得税が不要で、賃貸契約の敷金・礼金だけで済む。
●引っ越しの柔軟性:転勤や子どもの進学に応じて、すぐに引っ越しできるため、生活環境の変化に対応しやすい。
●メンテナンス費用不要:物件の修繕や管理は大家が行うため、修繕費やメンテナンス費用の心配がない。
●固定資産税が発生しない:家を所有しないため、固定資産税や都市計画税の支払いが不要。
●資産価値の変動リスクがない:賃貸は物件の価値が下がっても経済的な影響を受けない。
●収入に応じた住まい選び:収入が変動した場合、家賃の安い物件に住み替えが容易。
●地震や火災へのリスク分散:災害時の建物の修繕費や再建費用を負担する必要がない。
●老後の選択肢が多い:子どもが独立した後、夫婦だけのライフスタイルに応じた小さな賃貸に住み替えられる。
●ローンリスクなし:ローンを組まないため、金利上昇や失業時の返済リスクを抱えない。
●共有設備の利用:福島市の賃貸物件では、駐車場や自転車置き場などの共有設備が整っている場合が多い。
●職場近くに住む利便性:共働きであれば、職場近くの物件に住むことで通勤時間を短縮でき、家事・育児に割ける時間が増える。
●税制優遇の機会が増える:賃貸住まいでは住宅ローン控除は受けられないが、共働きで所得控除の枠が活用できる。
●大規模リフォーム不要:賃貸は定期的にリフォームが大家によって行われるため、自分で大規模な改修を行う必要がない。
●公共交通のアクセス重視:福島市などでも、駅やバス停に近い立地に住むことができ、車依存の生活から脱却しやすい。
●大家による物件管理:敷地内の清掃やゴミ出し、共用部の管理がしっかりしている物件を選べば、手間を省ける。
一生涯賃貸住宅に住むデメリット
●家賃が一生涯かかる:住宅ローンのように支払いが終わることがなく、年金生活に入っても家賃を払い続ける必要がある。
●将来の家賃上昇リスク:インフレや需要の増加に伴って、家賃が上昇する可能性がある。
●自分の資産として残らない:長期的に賃貸に住んでも支払ったお金は資産にならない。
●リフォームの自由がない:賃貸物件では内装の改装や設備の変更が大家の許可なくできない。
●定住の不安定さ:契約が更新されなかったり、大家の都合で退去を求められる可能性がある。
●老後の住まい探しの難しさ:高齢者が賃貸契約を結ぶ際、審査が厳しくなることがある。
●広さに限界がある:4人家族が快適に住める広さの賃貸物件は少なく、住み替えを余儀なくされる可能性が高い。
●地域との結びつきが薄い:賃貸物件では近所付き合いやコミュニティ形成が難しいことが多い。
●駐車場問題:福島市でも、駐車場が確保できない賃貸物件では車の保有に制約が出ることがある。
●物件の選択肢が限られる:地方の県庁所在地でも、新しい賃貸物件の供給が限られるため、希望通りの物件が見つけにくいことがある。
●家族の成長に伴う引っ越し:子どもが成長するとともに、学区や広さの問題から頻繁に引っ越しが必要になることがある。
●大家の対応に依存する:修理や設備の不具合があった場合、大家の対応に依存し、自分でコントロールできない。
●住居費の長期的な負担増加:持ち家に比べ、数十年単位で考えると家賃の総額が膨らむ可能性が高い。
●転勤の際の負担:地方都市では、転勤があると引っ越し費用や契約手続きの負担がかさむ。
●住宅ローン控除が受けられない:持ち家の購入者が享受する住宅ローン控除などの税制優遇措置を受けられない。
賃貸住宅 vs 自己所有住宅を比べた場合、メリットとデメリットはそれぞれ裏返しになります。『住まい』はその時その時の、家族の状況、事情、学校、職場、その他諸々を考えての判断になりますね。賃貸住宅と自己所有住宅のそれぞれに必須のタイミングがありますので、家族皆さんで話し合い判断していきましょう。